転職の経験で本当に学んだこと!その4
時間が足りない!
財務として仕事を始めた私は、どんな資料が必要なのか全く知らなかったのです。
でも、毎月、数億円の設備投資資金の支払いが発生するのです。
金融機関(銀行、リース会社)との交渉は、毎日のように行います。
当然、3ヶ月くらい先の資金交渉まで行わなければならないのです。
毎月、銀行12件、リース会社12件の案件があります。
(運転資金の管理、準備は別に行います。)
また、現在の取引先金融機関のほかに、来社されるところもあり、それだけで日中のほとんどの時間が終わってしまいます。
しかし、この時間が本当に大事な時間でした。
何もわからない私は、各金融機関の担当者から、会話の中でどんな資料が必要なのかを学ぶ絶好のチャンスだったのです。
取引銀行は、各地の都市銀行から信組まであります。
そして、もちろんその各金融機関から資料の提出を要求されます。
私は、そこで1つ感じたことがあったのです。
👇
”求められる資料の内容はほとんど同じなのに書式が違う”
ということです。
当然といえば、あまりにも当然なことですが、、、。
(金融機関とはいえ、会社が違うのですから当たり前か?)
ここからは、私のど素人我がまま意見です。
金融機関は、金融庁の所掌事務(金融庁設置法第4条等)の中にある検査、監督等があるので、融資に関する書式を統一してくれたら非常に助かるのだが。
また、金融庁が市中銀行を監査するときにも、書式が統一されていたほうが分かり易く、短時間で終わり、また見やすいのではないだろうか?
中小企業には、金融に詳しい経営者が少ないのです。
社長自らが現場で先頭になって労働をされるので、財務金融のことになかなか時間が取れないというのが現状なのです。
とにかく、私が借入に必要な資料を作成するのは、皆さんが帰られた後です。
そうです、夜しか時間がないのです。
ましてや、ど素人の私、一からの勉強です。
夜の時間は、あっという間に過ぎるのです、、、。
でも、唯一、仕事に集中ができる日があったのです。
そうです、土曜日、日曜日、の金融機関が休みの日です。
(今では、ブラック企業か?やりがいの搾取か?
当時は当たり前?、私と同じ世代の方々は、皆さんそうだった。)
情けない話ですが、毎日が辛く高速道路を通勤していました。
もちろん、私自身で会社経費にはできません。
そんな生活が、すでに数年ほど続きました。
ふっと、私は思いました。
”通勤のための、往復の時間がもったいない”
そうだ、私の住居が会社に近ければ良いのです!
こんな簡単なことに、なぜ気づかなかったのか!
私は、引っ越しを決断したのです!