転職の経験で本当に学んだこと!その2
転職の経験で本当にたくさんのことを学びました。
あれから、半年の月日が過ぎていました。
以前の件(転職の経験で本当に学んだこと!その1、をご覧ください。)で、公共職業安定所で、ご担当いただいた方からもご心配いただき、私は新しい会社の面接を受けました。
面接では、これまでの経験をお話させていただきました。
(この時の私は、まだ責任のある立場での仕事が怖かったのです。上司の指示通りに、仕事さえしていれば良い立場がいい、と思っていたのです。)
ご採用いただいた会社は、年商50億円のベンチャー企業でした。
配属された経理総務部は、男性は上司が1名、女性パート従業員2名の合計4名のスタッフです。
仕事は非常に忙しく、給与計算などは土曜日と日曜日に自宅で処理をしていたほどです。
その半年後、忘年会の会場でのことです。
忘年会は、数回に分けて行われ、その会は、本社従業員とお取引先様を招待して行われる会でした。
私のテーブル(8名)は、取引先銀行の各支店長のテーブルでした。
そこへ、挨拶に回ってこられた社長から、
突然「来年の春に、本社社屋が完成しますので、組織の再編を行います。その時に〇〇君が財務課長になりますのでよろしくお願いします。」との発表があったのです。
それを聞いた時、驚きとショックでその後のことはあまり記憶にない程でした。
(今から思うと、採用試験の面接の時、以前のことを全てをお話していたので、事前に内示すると辞退すると思われていたのかもしれません。)
どうしたらよいのか、、、、。
以前の経験がフラッシュバックしました。
本当に怖かったのです。嫌だったのです。
帰宅後、私は奥さんにそのことを告げました。
できることなら逃げ出したかった私は、奥さんからの、そういう言葉を待っていたのです。
ところが、「やれるところまでやってみたらいいじゃない。最初からできるわけないんだから。」と、軽い返事。
呆気にとられました。
その反面、以外にも私の気持ちは軽くなっていったのです。
後から思うと、私の性格を分かっていたからこその返事だったのです。
冷静に考えると、こんな若造にそんな仕事が完璧にできるなどとは思われていないはずだ。
ンッ!ちょっと悔しいな!いや、なんか悔しい!
私の中の何かが呟いた。
「絶対に会社は潰さない!」
覚悟を決めました。
翌年早々、財務課長を拝命いたしました。
ここから、地獄のような資金繰りの日々が”10年間”続くことになるのです。
当時31歳、奥さんと子供2人の若輩者!