会社の業績が良いときにやるべき3つのこと
会社の業績が良いときにやるべき3つのこと
中小企業の会社経営者の方の悩みの多くは、資金繰りです。
会社が数期、黒字になっても安心はできないのです。
不安と大きな責任だけが、昼夜問わずプレッシャーとなって襲ってきます。
そんな中、何とか利益を確保した企業が、翌期からも利益確保のために備えるべきことがあります。
1.営業戦略
・営業部門
次期中期経営計画の作成のための、新たな営業戦略の検討
(本業で売上を伸ばすための戦略)
将来の利益確保のための設備投資計画の検討
(新たな売上の柱を創造する)
ブランディング等、知的財産に関する検討
2.財務戦略
・財務部門
営業部門が作成した営業戦略、また設備投資計画その他において、月次・年次資金繰り計画表を作成する。
資金繰り計画にて資金ショート(不足)が生じる場合、許容範囲外であれば営業戦略の見直しを具申する。
各期の損益と税務申告予測を立て、資金準備等をする。
なお、毎期初には金融機関への、決算報告と次期予算、資金予測報告をする。
金融機関との関係維持のため、協力銀行の長期借入金や金利、担保、固定預金等のバランスに配慮する。
(長期借入金が全くない状態が、良い会社ではない。)
人材採用に関しては、増額人件費も予算化し、売上や利益とのバランスを確認する。
3.人財戦略
・管理部門
営業戦略において、人材採用が必要と認められた場合、管理部門は、採用計画に沿って部門ごとに適した人材(新卒、中途)をバランスを考慮しながら採用、配属する。
「適材適所」へ。
いくら優秀な人材を採用できても、大事なのはその先の「育成」だ。
毎日毎日、水をやり肥料を与え続けること。
1日も早く、人材から「人財」へと成長してもらうたには、会社の、いや、その教育担当者や部門責任者の出来不出来によるところが多分に影響する。
私は提案するが、中小企業は管理職者の教育・育成にも本気で投資しなければならない。
折角、夢と希望を持って入社してきた優秀な人材が、いつの間にか目の輝きがなくなっていくのを、幾度も目にしてきた。
「今日成すべきこと、今月成すべきことを、経営者と社員が明確に意識できているか。」です。
目的達成のためには、社員や取引先と将来の夢を共有し共存共栄し、良きパートナー関係を構築しつつ、顧客に満足と信頼を与え続けることです。
利益は還元することでしか還元されない。
企業の存続と発展のために!