mirohiGG’s blog

「人生楽しんだ者勝ち!」をモットーに、仕事やプライベートを楽しみ、過去や近況を発信します。

資金3 借入するときの分かりやすい銀行からの12の質問!(創業融資以外)

資金は会社の血液!回らなくなったら終わる。

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いつもお読みいただきありがとうございます。

前回、資金繰りについて書かせていただきました。

(よろしければ、ご覧ください。)

資金 一歩先を見る経営!そのための資金繰り表を作る - mirohiGG’s blog

資金 2 一歩先を見る経営!そのための資金繰り表(月次)を作る - mirohiGG’s blog

 

ここからは、主に中小企業を対象にお話しします。

♦資金繰り資料は基本資料!

上記に資金繰り表(日次、月次)の簡単な説明をしましたが、これは、最低限、経営者が把握していて当然の資料だと思って下さい。

(「頭で分かっているから」資料が無いというような理由は、銀行での経営者評価は低くなります。

銀行、その他の信用調査会社の評価は、会社評価と経営者評価の合計点で評価されます。)

♦資金の依頼は、社長自身が銀行へ行く!

これも私の経験上ですが、銀行借入(融資)依頼の際、経理若しくは財務担当者に任せて、社長が銀行へお願いに行かない、といったことを時々見かけます。

これは、完全にOUTです。

社長の中には、本業は得意としますが、経理や財務を不得手とする経営者がいらっしゃいます。

しかし、

資金の借入依頼(融資)は、社長にしかできない仕事なのです。

(財務担当者が、資料を作成する場合、社長に銀行へ訪問していただく際は、必要に応じて、事前に社長に銀行提出資料を説明して、話していただきたいことやポイントを打合せして同行してください。)

 

社長が、銀行を訪問し資料説明(銀行交渉)することで、会社と社長自身の信頼度アップと高評価につながりますので、是非、頑張っていただきたいと思います。

 

♦融資を受ける際の銀行からの12の質問!

社長自らが明確に説明できることが融資実行への第1歩です。

 税金の未納、返済遅延が無いという前提です。

1.資金はいくら必要ですか? その根拠は?

2.いつごろ必要ですか?

3.何に使いますか?(運転資金?設備投資資金?)

4.どのように返済しますか?(投資回収計画書等)

5.運転資金の場合、この借入により資金繰りがどのように改善しますか?(資金繰り資料)

6.設備資金の場合、この設備の導入により、いつどんな効果がありますか?(プロジェクト計画書)

7.現在の会社の状態を説明できますか?(損益状況、財務状況)

8.担保となるものはありますか?(担保一覧表)

 9. 現在の借入金残高はいくらですか?(短期借入金明細、長期借入金残高移動明細)

10. 現在の借入金の毎月の返済額はいくらですか?

11. 今期の借入金の返済金額はいくらですか?

12. 今期の決算予測はいくらですか?

 

(上記1~12に係る資料を、借入資料として提出し、銀行の融資担当者の作業負担を減らし、少しでも早く審査テーブルに上げてもらえるようにしてください。)

 

♦最後に!

資金調達は、資料を提出したから借りられるという訳にはにはいきません。

以前のブログにも書いたように、日頃からの信頼関係も大事になってきます。

借入をしない月でも、毎月、社長自らが銀行をご訪問し、月次試算表や資金繰りの報告をしてください。

企業の決算成績が良くなると、途端にご訪問されなくなる経営者もいらっしゃいます。

銀行の方は、「もう来なくていいですよ。」と言われますが、、、。

企業の成績は、いつどうなるか分からないものです。(失礼ながら)

また、経営者の危機感がなくなった時が、一番危ない。

それは、従業員へも伝わります。⇒ 悪い意味で以心伝心する。

 

赤字決算でも、資金があれば、会社は潰れない!